『シートン動物記 傑作選』(角川文庫 越前敏弥訳)
子どものころ『シートン動物記』を読んだ人なら、あの時の気持ちを思い出したくて手に取るかもしれない。けれど、いい意味で期待は裏切られる。抒情は一切排され、人間と動物の対立、相容れない関係がこれほど太く描かれていることに驚く…
子どものころ『シートン動物記』を読んだ人なら、あの時の気持ちを思い出したくて手に取るかもしれない。けれど、いい意味で期待は裏切られる。抒情は一切排され、人間と動物の対立、相容れない関係がこれほど太く描かれていることに驚く…
『タトゥーママ』 ジャクリーン・ウィルソン 作 ニック・シャラット 絵 小竹由美子 訳 岩波少年文庫 最初に刊行されたのは2004年、偕成社からでした。 ニック・シャラットが描くタトゥーママは、美しいけれど、どこか頼り…
夏に読んでほしいYA小説。10歳になったばかりのマグノリアはニューヨークの夏に楽しみなんて存在しないと思っていました。両親はランドリーの仕事で忙しく、お金もなく、マグノリアをどこかに連れて行ってくれる計画もたててくれませ…
大ベストセラー『窓際のトットちゃん』で、自身の半生を記した黒柳徹子さんが、今度はいままでであった人たちの言葉を紡いで、自分の人生を振り返ります。出会った人たちは、私たちもよく知っている人ばかり。向田邦子さん、渥美清さん、…
126 心に残ること 今年は雪が多く、除雪しないと移動がままなりません。 使っていない筋肉を使うので、腰痛が頻発しています。 腰痛はつらいので、楽しい気持ちになりたくて絵本を読みます。 子ども3人育てているときに読…
125 自分を大事にする 2022年。年が明けました。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 1月10日は成人の日。 感染症がじわりじわりと広がっている中ではありますが、 新成人のみなさま、おめでとうございます。…
125 とびきりきれいなもの きれいな絵本が届きました。 岩崎書店「日本の神話えほん」シリーズの『いなばのしろうさぎ』です。 ふしみみさをさんが文章を書き、ポール・コックスさんが絵を描いているシリーズ絵本。 ポー…
124 心を軽くする、ぐるぐる動かす コロナ禍でリアルに人と話すのは家族がメインになっていき、SNSやLINEなどツールはいろいろ増えているけれど、本を読むということも、物語と会話するようなものに思えています。 とはい…
123 子どもを守る言葉 自分が決めるということ 作者は自分の子どもに「同意」を教えたくてつくった本をご紹介します。 『子どもを守る言葉 『同意』って何? YES, NOは自分が決める!』 レイチェ…
122 大人の役割をまっとうする 本を夢中になって読むのはいい時間を過ごしている事。 本を読むのも体力気力が必要なので、加齢に伴い以前より夢中になることが少なくなってきているので、読んでいる間中ドキドキして展開に胸躍ら…